shiorikimono’s diary

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卒業式の袴の選び方

卒業式シーズンですね。
遠い昔のことですけど忘れないものですね。
思い出がいっぱいと贈ることば歌って泣いたなあとか。
歌の記憶ってほんとに鮮明ですよね。
いろんな思い出と一緒に10代特有のキラキラ感まで思い出して、大人すぎる自分には胸がギューっとなってしまいます。
苦しいでも無く辛いでも無く懐かしすぎて胸が痛くなるって感じですかね^^’

最近は卒業式の服装に袴が流行っています。
矢絣の着物に海老茶の袴が大正時代に女子学生の流行でした。
いつも時代もお洒落の最先端を行くのは女子学生なんですね。
昭和の時代の卒業式は袴姿は見かけなかったですけど、平成の卒業式は華やかな袴姿が定番です。
今はレンタルショップやネットで簡単にレンタルができるので利用しやすくなりました。
レンタル代は2万円~5万円が主流です。
写真を撮ってくれるサービスもあります。
袴姿こそ人生で1回しか着れないので写真を残しておくのもおススメです。

着物、長襦袢、重ね襟、袴、半幅帯、草履が基本セット。
お店によっては、巾着やブーツをレンタルしています。
半襟は有料の場合が多いですが、1000円程度。
顔周りが華やかになるし、袴は下の柄がほとんど無いので襟周りで工夫して個性を出すのがポイント。
足袋や肌着は自分で用意する場合が多いので、レンタルした場合は店員さんにあと何を用意したらいいかを必ず聞くことをおススメします。
袴のサイズは、草履を履くかブーツを履くかで変えるとバランスがいいです。
草履の場合はくるぶしが隠れる長さ。足袋を履いて、素肌が見えないのが目安。
ブーツの場合はワンサイズ小さいサイズで少し短く履くのが可愛いです。
上に着る着物の決まりは無く、定番は二尺袖(小振袖)、振袖、色無地、訪問着などどれでもOK。
二尺袖が定番ですが、振袖だとより華やかになります。
学校の先生や保育士さんは生徒さんが主役なので少し控えめに、色無地や柄が少な目の訪問着に袴をあわせることをおススメします。
ただ、保育士さんは子供たちが喜ぶ可愛い柄を着てもいいのではないかなと個人的には思います。迷ったら園長先生に必ず相談しましょう。

袴の着崩れしないコツは、座るときに袴を少し持ち上げて座ること。
卒業式は立ったり座ったりが多いので座るときに袴が引っ張られて落ちてきてしまいます。座るときに袴を引っ張らないように気をつけて座ると帰りまで着崩れしにくいです。

レンタルの場合、人気の色やデザインはすぐに予約が入ります。
卒業式の日にちは同じ場合が多いので、気に入ったのに借りれないなんてことにならないように早め早めに下見することをおススメします。