shiorikimono’s diary

プロの着物スタイリストが教える、お金をかけずに着物を始める方法、失敗しない着物選び、お洒落コーディネートなどお役立ち情報。また趣味の旅情報やダイエット美容など女子のためのお役立ち情報を配信。

着物はお金をかけずに最小の準備でOK

今日は着物を始めようと思ってる方へ最初に揃えるものを教えます。
着物は道具が多すぎて、全部買って揃えようとなったら大変、やっぱ諦めようってなってしまいます。着物を着るのに最低限の小物を教えます。
意外と思ってる程沢山いらないのです。
1.腰紐
2.襟芯
3.帯板
4.帯枕
5.伊達締め
これだけあれば着れます。
まず、1の腰紐。着物は紐さえあれば実は着れるのです。
着付けの本などには、コーリンベルトだったりウエストベルトだったり書いていますが、無ければ紐で大丈夫。
腰紐は、おばあちゃんのたんすを探せば大体あります。
ピンクの紐です。
買っても1本300円程度。
5~6本あると安心。
補正で1本、長じゅばんで1本、着物で2本、サイズが合わない時に1本追加。帯を結ぶ際仮紐1本(仮で留めるだけ)このくらいで着れます。
コーリンベルトは着物の2本目の紐の代わり。
ゴムになっているので、紐よりも楽なのがメリット。
もちろん無くても大丈夫。
コーリンベルトは締め付けが軽減され楽なのですが、使い方を間違えると襟が詰まってかっこ悪くなります。
コツはゴムをゆるくするのがポイント。
ぴったりに合わせると着ているうちにだんだん襟が詰まってきます。
調節の金具がありますので、ゆったりめにして使うことをおススメします。
コーリンベルトをしたあとで、襟の合わせ具合を好みに合わせて伊達締めをキュッとしめたらOK。
エストベルトは、着物の1本目に使う紐の代わりです。
これもゴムなので紐より楽なのがメリット。無ければわざわざ買う必要は無しです。

2の襟芯は必ず必要です。
長じゅばんの襟に入れる芯です。
プラスチックのものが主流で、1本300円くらいであります。
襟に芯を入れないと着物は着れないのでこれは必ず要ります。

3と4の帯板と帯枕は帯を結ぶ際に必要です。
どちらも500円くらいからあります。
帯板は帯の前に入れる土台のような役割のもの。入れないと帯にくしゃっとシワが寄ります。
帯枕は帯の後ろ姿を整えるものです。これも土台です。

5の伊達締め。
これは、あった方が着崩れしません。
無くても紐で代用できますが、伊達締めがあると着崩れしにくくなります。
現在主流は、博多織の伊達締めと、ゴム製のマジックベルト。
どちらがいいかと言うと、もちろん博多織の伊達締め。
素材が絹。締めるときゅっと気持ちがいいくらい締まって着物が動かない。
そして通気性がいいので着物に汗が溜まらず痛まない。
マジックベルトは安価で500円程度。博多織の伊達締めは2000円くらい。
マジックベルトは名前の通り、マジックテープでピッタッと留まり簡単です。
安いし。
ただ、やはり着心地にこだわるなら博多織の伊達締めです。
話はそれますが、博多織の伊達締めは厄除けのプレゼントに使われます。
厄除けには、長いものを人からもらうといいとされていて、正絹の博多織の伊達締めはちょうどいいのです。

今紹介した小物たちは、実家のたんすを探せば大体あるので買う前に探してみてください。お金をかけずに着物ライフスタートです^^