shiorikimono’s diary

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着物は戦闘服

「獣になれない私たち」と言うドラマがちょっと気になって見てみました。
ネットであらすじや評判を見てちょっと見てみようと思ったのですが、ネットに書いてる通りで仕事ばっかりしているガッキーに同情してしまいました。
そればかりか、昨日の3話の中のガッキーの台詞の中に30代前半で自分が実際に体験したことが出てきてドキッとするやら、そんなこともあったなと懐かしく感じたり。
晶が洋服屋さんで、傍若無人な社長に勝つための戦闘服が欲しいと、トゲトゲのスタッズが付いた服を買ってたました。
実は私も戦う服をくださいって店員さんに言ったことがある(笑)
病んでたんですね^^;
言われた店員さんも困ったことでしょう。でもその店員さんはちゃんと付き合ってくれました。
会社の中でもいろいろ任されていたものの、それは私が文句を言わずに何でもやるので任されているだけでそれって実は雑用係??
なんだかおかしな役職名前だけ増える。
まさに昨日の晶とまったく同じ。
その時は、病的にみんな私に近寄るな!!って思ってました。
真っ黒のスーツと、真っ黒のTシャツを買いました。
上等の。自分を鼓舞するために高いのを着たかった。
ガチガチの鎧を身に着けて、弱ってる自分を守ろうとしたんですね。
それからしばらくは、色の付いた服やひらひらした服が着れなくなりました。
今はそんな時期を乗り越え、戦闘服など着なくてもおじさんたちと戦えるし、無駄に戦わないことも覚えて、戦闘服を買いに行ってたことは笑い話です^^
でも、色つきの服が着れなくなった人、これはプチうつ病の可能性もあるので早めに誰かに相談することをおススメします。

戦闘服といえば、着物もちょっとした戦闘服になるんです。
いい着物をバシッと着て、きっちりメイク、なんだか強くなった気がするんです。
体をしっかり包んでくれて、帯がしゃきっとさせてくれ守られてる感じがして。
なめられそうな現場に着物で挑んだこともあります。
着物や長じゅばんには厄除けとか運を引き寄せる柄がよく使われていることから、昔の人たちは着物に家族を守ってもらえるようにちゃんと考えてたんだなと思います。
戦闘服って聞こえは悪いですが、人間誰しも弱っている時ってあります。
そんな時は、自分にとっての戦闘服を身に着けて乗り越えましょう。
戦闘服がいらなくなる日が必ずきますので。
あの時私と一緒に戦闘服を選んでくれた店員さんに感謝です^^