shiorikimono’s diary

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バスガイドのお仕事

現在着物のプロのスタイリストを名乗っていますが、実は社会人デビューは旅行のお仕事。旅行から料理の仕事を挟んで今に至ると言う感じ。
この、旅行、料理、着物が私の今を作っています。
何だか全部バラバラな気もしますが、あと5年後くらいに点と点が線になる予定です。
旅行の仕事をしていたのは、今からもう25年前。
それから10年くらい続けました。
最初の7年はバスガイド、後半はツアーコンダクターをやりました。
今は、バスガイドなんて絶滅寸前。
きついし、朝は3時起きもざら、家に帰れない、今の子たちには流行りません。
でも、私はこの仕事に出会えて本当によかったと思っています。
人前で笑ってしゃべって、歌ったりするしごとです。
でも、10代から20代の私はさめていてしゃべらない笑わない。
何で、苦手なことを仕事にしたんだろと今考えると疑問です^^;
学校の先生にもやめておけと止められました。
その当時は、学校を卒業しても、決められた時間に会社に行って、決められた時間に帰るでは学校と一緒じゃないかと思って、18歳だし、3年やっても21歳、3年だけ何か刺激的なことをやってみてそれからOLやろうと思ってました。
18歳のときにそんな計算をしてたので現実的な子でした。
会社に入ったら、勉強しなくていいと思っていたのに1年間は9時から5時まで教室で勉強勉強。電話帳ほどの教科書を暗記。
ドラえもんの暗記パンが本当に欲しかった。
実際にページを破って食べた先輩もいました^^;それだけ追い込まれてたんです。
勉強の合間に、お茶にお花、音楽の時間。
今考えたら、もっと真面目にお茶、お花の授業うけておけば良かったとつくづく思います。
だって、お給料もらってしかもただで習い事ができるなんて、ほんと贅沢。
今は、経費削減で研修の予算が削られ社会人としての十分な教育が受けられていないのが現状です。
自分たちがいかに恵まれていたかおばさんになってやっと実感しました。
当時は90年代。
先月引退した安室ちゃん全盛期。
来る日も来る日も修学旅行でやってくる東京のコギャルたちを相手にしました。
テレビでしか見たことの無いコギャルを、生で見た時のあの衝撃(笑)
黒いし、メイクすごいし、ルーズソックスは九州に売って無いレベルの代物。
バスのシートの背もたれに何か白い物体がと思ったら、ルーズソックスが脱ぎ散らかされてるのは日常茶飯事。でかいぞうきんとかバスマットみたいに年々ソックスの布の量がでかくなる。
履くと足が細く見えるとか言ってましたけど、そんなバカなです(笑)
共学の男子生徒をつかまえて、あの女子たちのメイクとあのソックスは本当に可愛いの??と真剣に聞いたこともあります。
ほんとに、田舎の私たちからしたら、年下の女子高生たちが宇宙人にしか見えなくて。
あの頃は仕事をこなすのが必死で色々感じることができませんでしたが、本当に毎日毎日が刺激的でこんな仕事他に無いなと思うし、これから先もこんな素敵な仕事には出会えないと思っています。