shiorikimono’s diary

プロの着物スタイリストが教える、お金をかけずに着物を始める方法、失敗しない着物選び、お洒落コーディネートなどお役立ち情報。また趣味の旅情報やダイエット美容など女子のためのお役立ち情報を配信。

小学生の袴はなぜ禁止?

小学生の袴姿はとても可愛らしい^^
ちはやふる」人気もあってこの2~3年程前から急に人気が高まってきました。
もともと女学生の袴は、大正時代に流行しました。
スカートになった袴を着物の下に合わせてブーツを履く。
着物より足が動かしやすくより活動的に動けるようになりました。
私の年代的には「はいからさんが通る」のイメージです。
矢絣の着物に海老茶の袴、髪飾りに大きなリボン。
今でも十分可愛い。
昔の女性のファッションセンスってすばらしいと思います。
その袴姿は今大学生の卒業式の定番になっていますが、それが小学生にまで流行ってると言うことですごくいいことだなと思います。
なぜかと言うと、着物離れが進んでいる今、小さい時から着物に触れ、着物の可愛さお洒落さ美しさを感じることで少しでも着物に興味を持ってもらえるからです。
洋服を着たときよりワクワクするあの感じ、何だかいい女になった気分になるあの感じ、着物を着た時のテンションのあがる感じを小学生で経験できるのはすごくいいことなのに、最近は禁止にしている学校や自治体が増えてきているとか。
残念・・・
理由は色々聞きます。
競争みたいに過熱ぎみになって、ヘアセットやメイクまでしてきたり少々派手になってきたり、貧富の差が出すぎてしまったりと言われています。
実際私の地元も禁止です。
難しい問題ですよね。
着物=高いと言うイメージですが、実際卒業式用の着物も袴もレンタル代は高く無い。
買っても袴は5千円程度です。お母さんやおばあちゃんが持ってる着物を合わせることもできる。
お母さんやおばあちゃんのを今の小学生が着るって洋服ではまず不可能です。
着物だからこそ、着せることができます。
着物だと古いお下がりでいいんです。きちんと見えるから。
AKBみたいなスーツを買えば結局何万もかかります。
お下がりでいい袴と比べたら、袴の方がよっぽど派手では無いしエコでいいと思うんです。
子供たちにとっては、日本の文化に触れ体験できるいいきっかけですので禁止になってしまわければいいなと思います。
あくまでも個人的な意見です。